重宝するのが、ムードマッチャーという、
色が変わる口紅です。
アメリカの製品で、かなり昔から
雑貨店のコーナーを明るく彩っていました。
お値段も、1本あたり600円から800円くらいと
手頃で、おしゃれな英字の
ロゴがメイクボックスの
中にあると楽しいですね。
リップ本体は、黄色だったり緑色だったり、
あるいはチョコレート色だったりと多彩です。
その色は、一応、黄色からローズ、
グリーンからレッド、ブルーからピンク、
などという表示はあるのですが、
使う人の唇の温度や、もともとの色によって
発色がかなり違ってきます。
やはりアメリカの製品というか、
最初の発色はとても強くて濃いですね。
あまりハッキリとついた感じが苦手な方は、
うっすらと塗ったほうがいいかもしれないです。
ただ、色素の密着力は凄くて、
一日中口紅を塗り直さなくても
大丈夫なくらいです。
天ぷらを食べても、たいして
落ちないから驚きですね。
昔のものは、すぐに唇がかさついて、
唇の皮が剥がれていくこともありましたが、
しばらく前の製品から、
うるおいも保てるようになってきました。
アロエエキスが配合してあるので、
いまの製品はツヤもあります。
ただ、色が落ちないからといって、
長時間ケアしなければやはり
唇はかさついてくるので、忙しくても
リップクリームは上から
塗っておいた方がいいですね。
化粧直しできない場面は、人によって様々。
ムードマッチャーは、私の他にも家族や、
職場の先輩などいろんな人が使っていました。
職場の先輩は、
単に化粧直しが面倒くさい人でした。
一日中、口紅を塗り直さなくても、
ムードマッチャーの色がそのままだったのを
憶えています。
一本買えば、1日1回塗るだけでいいので
口紅代も節約できる、と喜んでいました。
たしかに、落ちない分なくならないので、
昔のムードマッチャーがいつまでも
残っています。
新色が出るとつい買ってしまうのですが、
私の場合、実は何の色を買っても発色に
ほとんど違いはないんです。
黄色も、青も、緑色もだいたい
濃いフューシャピンクに発色します。
レッドとピンクの
境目もあまり良くわからないです。
そういうわけで、
発色はほんとうに人によって違うので、
どうしてもこの色でなければ!
という方にはおすすめできないです。
どちらかというと、遊び心を持って
コレクションして使った方がいいタイプの
リップでしょうね。
私は、旅行の時やイベントなど、
慣れない場所へ行く時に使うことが多いです。
旅行中だと、移動が主になってゆっくり
化粧直しができないので、ファンデーションの
油浮きを抑えるだけにして、
口紅はムードマッチャーの上から、
乾いたら何回もリップクリームを
塗って過ごします。
観光地ではお手洗いも人が詰めかけているので、
ムードマッチャーを塗っておくと
1日保って助かりますね。
ショーなどのイベント中も、
休憩時間はお手洗いが長蛇の列なので、
壁の影に隠れて、
ティッシュでサッと顔の脂を取って、
リップクリームを塗って終わりにします。
やはり人前で堂々と
化粧直しするのには抵抗があり、
こういう時は非常に助かります。
家に一本、ポーチに一本、とあれば
安心のリップです。